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弱小無名サークルが同人即売会で売り上げUPするためにやるべきこと

お久しぶりです、シユウです。

先日、M3に参加してきました

M3というのは音系・メディアミックス同人即売会のことです。ざっくり言うと音楽版コミケみたいな感じですね。

サクッと結論から申し上げると、新譜を10枚、計20,000円を売り上げることができました。

これは私のファンの数からするとそう少ない数字でもありません。(この記事を書いている現在のシユウのYouTubeの登録者数は55人)

こんな絵に書いたようなド弱小が同人CDを頒布して20,000円を売り上げたのだからすごいと思いませんか。

※ちなみに去年の同時期に参加したM3では燦々たる結果でした。

というわけで今回は、私たちのようなド弱小サークルがどうやれば少しでも多くの売り上げを上げることができるのか?

私がとった戦略についてお伝えしていきたいと思います。

それでは弱小無名サークルが同人即売会で売り上げUPするためにやるべきことについて、ゆっくりしゃべっていいですか。

ジャンルを明記する

これがすごく大事だと思いました。

というのも、ElectroSwingというジャンル名だけを見て試聴してくれた方が3人ほどいらっしゃったんですね。

このElectroSwingというのはYouTubeなどで検索してもらえればわかると思うんですが、かなり形式ばっていてぶっちゃけどれも似たような曲っちゃあ似たような曲です。

もちろん「それが良い」のであり、聴く側も「ElectroSwingといったらこの曲調でしょ!」という期待があるので、すかさず「ウチの曲…その期待に応えられますよ?」とアプローチしていくわけです。

音楽って新規ファンを作るのがすごく難しくて、というのも、物理的に音楽を聴くのは時間がかかるからですよね。4分の曲を4秒で聴くということはどうしたって不可能です。

その点、瞬間的なアプローチにめちゃくちゃ強いのがイラストや文、つまり視覚情報ですよね。

音楽を一つずつ聴いていくことほど手間がかかることはありませんが、歩きながらチラ見するだけなら余裕です。

チラ見のその一瞬に全てを伝えるためにジャンルをしっかり見えるように明記しておくのはとても大切なことです。

自分の作風を言語化する

ジャンルを書くのって当たり前のように思われるかもしれないんですが、今までの私はやってきませんでした。

別に怠慢とかではなく、単に自分の作風を明確に言語化できなかったんです。

「ロックはロックなんだけど、なんかこう難しい感じで…あっ、と言ってもメタルとかじゃなくて…」

こんな感じです。結局ジャンルはなんじゃらほいと。

逆に言えばそこがかなり狭い人は強いですよね。「俺はダブステップ一本だぜ!」みたいな。

聴く側も「あっダブステップならきっとヴァーヴァーブンババブンババしてるだろうな」と容易に想像できます。

一方、私なんかは手を出してるジャンルが広いので、ついごちゃまぜにしちゃってなんとも決めかねる事態になっちゃってたんですね。

ですので今回はごちゃまぜにしちゃっている音楽の要素たちを書き連ねていくことにしました。

サークルの設営様子です。分かりにくいですが画面左中央、ポストロック、ジャズ、EDM、ElectroSwing…といったようにジャンル名が羅列されています。

さらに、サブカル、エモーショナル、ハイブリッド、キャッチーといった言葉も並んでいます。

これはジャンルというより、タグ付けみたいなイメージで置きました。

もし自分の作品が既存のジャンルだとどうもしっくりこない!という悩みをお持ちの方は、タグ付けのイメージで自分の曲の要素を一度書き出してみるといいと思います。

そしてそれだけだとあまりに煩雑すぎるので取捨選択をしたりグルーピングをしたりして、しっくり来る言葉を見つけましょう。それが自分の作品を言語化する第一歩です。

あとは友人知人に尋ねてみるのもよいですね。

ちなみに私はよく「ボカロっぽい」と言われます。気持ちはわかる。

やはり一番目を引くのはポスター

ジャンルの明記も大切なんですが視覚情報で一番強いのはやはりイラストですね。

私も会場を歩き回ったりしてみるんですが、自然と目が行くのは大判のポスターを掲げているサークルばかり。

普段何気なくTwitterとかを見ていても文章よりイラストの方が目に入ってくることって多いですよね。それだけイラストの力というものはすごいのです。

考えてみれば我々はYouTubeやニコニコ動画でもサムネイルを見て「この曲私の好みっぽそう!」と思って視聴していましたよね。

もちろんイラストで音楽まで全てを把握することはできませんが、なんとなくの雰囲気が伝わるだけで興味を持ってくれる確率がぐんとあがります。

ちなみに、ポスターはできるだけ高い位置に掲げられるとより目立ちます。

M3を始め、同人即売会ではたくさんの人の波ができます。

そんな中で目線を下に下げたまま歩くのってかなり危険なんですよね。

歩みを止めて一つずつしっかり見ればいいと思うかもしれませんが、限りある時間の中でたくさんのスペースを回るためにはそんな余裕も体力もありません。

目線を上げて歩いていても自然と目に入るぐらいの高さ・大きさがベストですね。

(言うまでもないですが際限なく高くすると怒られます)

無闇に客にアプローチしない

何度もお伝えしていますが、一つ一つサークルを丁寧にチェックする余裕と時間はお客さんにはありません。

「歩きながらスペースをチラ見して、琴線に触れるものがあったらちょっと見てみよう」の精神です。

それなのに行くスペース行くスペースで「どうですか!?試聴もできますよ!」と熱い視線と言葉を向けられては足早に立ち去りたくもなります。

洋服屋さんの店員さんに話しかけられるのが苦手だという人は多いですが、即売会というのはトップス、ボトムス、アウター、全てのコーナーで店員さんが待ち構えているようなものです。

サファリパークみたいなものです。視線が怖すぎます。

なのでできるだけお客さんにはゆっくり見てもらうようにしましょう。

必要な時だけ丁寧ににこやかに対応すれば特に問題もないかと思います。

ちなみに私はずっと本を読んでいました。

その作戦が功を奏したのか、ElectroSwingの文字を目ざとく見つけてくれた人が多かったですね。

肝心の本の内容は全然入ってきませんでした。人が多いとね。

ニーズに合ったものを試聴してもらう

そんな感じでお客さんを威圧することなく呼び込み、興味を持ってもらえたら次の段階です。

事前にチェックしてない限り、おそらくみなさん試聴してから購入を決断します。

そこで重要なのはお客さんの期待に応えられるか?です。

ダブステップを求めてるお客さんにジャズ聴かせてもしょうがないですよね。

試聴してもらう前に軽くヒアリングしてみましょう。

  • クロスフェードがいいですか?単体で聴きますか?
  • どんなジャンルがお好きですか?
  • 何で私のことを知ってもらえたんですか?

大体こんな感じのことを聞いておくとどれを聴かせたら良いのかがわかると思います。

クロスフェードは用意しておいた方がいいです。これは事前に告知したものそのままでいいと思います。

試聴機はオフラインで

これは私の失敗談です。

新作のクロスフェードデモはもちろん用意してたんですが、旧作の試聴を求められた場合は「まあ過去にTwitterにあげたやつがあるからそれ開けばいいか」と思ってました。

ところが当日になって気付きました。

試聴機にしてたiPadがWi-Fiに繋がってないことに…。

かといってiPhoneだと今度はイヤホン端子が接続できない…。

まあまあ今になって考えればお客さんの手持ちのスマホとイヤホンを使えばいいとか色々やりようはあったとは思うんですが、ぶっちゃけパニックになるとそんな簡単なことも浮かばなくなるんですよね。

会場によってはWi-Fiが飛んでたりもするかもしれませんが、人が多くなると繋がりにくくなることも考えられるのでやはりオンラインに頼るのは危険です。

ネットから遮断されても大丈夫なようにしっかりオフラインで用意しましょうね。

あと予備バッテリーもあったほうが安心です。

今回、私はiPadを試聴機にしつつ延々とMVを流し続けるということをしてたのでバッテリーがカツカツでした。

前述の通りiPhoneでの試聴環境を用意してなかったのでもしバッテリーが切れてたら一巻の終わりでしたね。

ちなみにiPadにもUSBオーディオインターフェイスは接続可能です。しかもバスパワーで動きます。

私は変換をかませてUA-25EXを接続してました。随分と古い機種ですがしっかり動きますよ、充電の減りはエグいけど。

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値段設定で弱気にならない

試聴して気に入ってもらえたら購入。無事ハッピーエンドです。

ここまでくればあとはしっかりお礼を言うことぐらいしか考えることはないです。

なのでここでお伝えしたいのは事前に決めておくこと、ズバリ値段ですね。

経験がない方ほど自分の作品を過小評価し、値段を際限なく下げて安さでアピールしようとしちゃいがちです。

ですが安さで勝負ができるのはむしろ大手です。薄利多売ってやつですね。100円ショップとかの考え方です。

「あまり自信が無くてそんな高値を付けるのは気が引ける…」と言う方もいらっしゃると思います。

もちろんその気持ちはよくわかるのですが、そもそも自信のないものを売りつけること自体がいかがなものかなと思います。ちょっと厳しいかもですが。

つまるところ「俺は全身全霊をこのCDに詰め込んだ!俺がそれだけの価値があるって言ってるんだからそれ以下は認めない!」の精神ですね。

自信を持とう。自分を安売りしちゃいけない。何時間も何十時間もかけて作ったものをたった100円で売るなんてことをしちゃいけない。誰がなんと言おうとそれはあなたの大切な作品なのだから。

とここまで書いて思ったんですが、利益は特に考えてないと言うのであればこの限りではありません。趣味でやってる人もいるもんね。

ただ、ここであげた売り上げが自分のモチベーションや次の制作費になることも覚えておいてください。

ちなみに私が今回頒布したCDは8曲入り2,000円と、同人CDとしては少々高めの値段設定でした。

1,500円とも迷ったのですが、「お札+コイン」よりも「お札だけ」の方がお得感を感じるというのを以前どこかで見たので、強気で攻めました。1,000円の選択肢は最初からありませんでした。

それでも買ってくれる人は買ってくれます。少々心は痛みますが。

もっと安くすればたくさん買ってもらえたのか、実際のところは誰にもわかりません。

ですが2,000円払ってでも欲しいという気持ちが何より嬉しいですし、それで売り上げもあげられるのであればこの上なしです。

おわりに

いかがだったでしょうか。

即売会で「いかに多くの人に手に取ってもらうか?」は永遠のテーマだと思います。

実際に行ってみないと分からないことはたくさんあります。

ぜひみなさんも実際に見に行ってその感覚を味わってみてください。ほんとにたくさんのスペースがあるので一つずつ見る気も起きなくなりますよ。本当に。

そんな中で目に止めてもらえるようにいろんな戦略を考えてみましょう。

最後になってしまいましたが、私のCDを手に取って購入してくださったみなさま、本当にありがとうございます!

ぜひぜひ、私の子供たちを愛してあげてください。

というわけで今日はこの辺で、シユウでした。